2016年3月31日木曜日

やってしまった重大欠陥!後で気づく・・・・。

今回は第二種電気工事士技能試験での重大欠陥の一つを紹介 

講習会にて実際に完成したものの重大欠陥に気づかなかったものです。



 この問題は2016年度の問題にも公表されているものです。 

本人は作成には時間そのものは30分以内と問題なく作れました。 

残念ながら、本試験でこの状態ですと不合格となってしまいます。 

結線的にはスイッチのイでレセプタクルおよび丸形引掛けシーリングを問題なく点灯させることができます。

 なのになぜ重大欠陥??? 

すでにお気づきのように、この問題ではEETに接続する電線の太さが2㎜となっており、ブルーの電線を使用しなければなりません。 

講習会では同じ問題を同時に作っていただきましたが、同じ問題を行うことにより、ほかの人との

意識が関係し、普段ではしないような作業の進め方になってしまいます。 

もし、この問題が今年に出されたとしたらぜひブルーの電源線が2箇所に使用されるということを覚えておきましょう!


 図面をよく見ると施工電線種類が電源線だけでないことが分かります。 

施工条件に注意!


さて、自分はそんな間違いはしないと思われるかもしれません。そう願います。 


本試験では、何十人あるいは何百人と言う環境の中でいっせいのスタートですから、自分を見失っ

てしまうこともありうるのです。 

ではまた講習会でやってしまった重大欠陥をご紹介することにしましょう!

2016年3月19日土曜日

VVFの剥ぎ取りはガッチャン式とホーザン式のどちらが有効?

以前にVA線(VVF)の剥ぎ取りに使用するストリッパとしてホーザンP957とHUJIYAの比較をしてみたことがある。

 P958に似ている商品が出てきたのでホーザン式としてみた。

HOZAN(ホーザン) VVFストリッパー P-958

MCC VA線ストリッパ (エコ) VS-4A


一方、ガッチャン式も性能があがり、VA線の太さやメーカーなどに合わせて調整できるものも出てきた。
ベッセル(VESSEL) プロコン VA線ストリッパー 3200VA-1

フジ矢 VA線ストリッパ FVA101

さて、どちらが果たして試験的には有効だろうか? 

これは、ECQの講習に来られた皆さんの使用具合を観察して気づいたことなのですが

あくまでもこちらの主観が入っているかも知れないので判断は皆さん個人でしてみてください。 


まず、ホーザン式を剥ぎ取り工具として持参される方は大体8割の方で、ガッチャン式を持参される方は2割です。 

初めて工事士の試験を受けられる方や、工具を普段触らない方はどちらかというとホーザン式が多いです。 

一方、電気工事の見習いの方や、何らかの設備工事に携わっている方はガッチャン式が多いような気がします。

 もちろん、一概には言えませんが・・・。 

そこで、観察によると、ホーザン式の剥ぎ取りにはちょっとしたコツがあります。

これは実際に剥ぎ取りをしてみないとなかなか肌で感じることができませんが、コツをつかみ、慣れればかなり速いペースで作業できます。 

このホーザン式は外装を剥ぎ取るのは本当にきれいに剥ぎ取れますが、問題はその中の絶縁被覆を剥ぎ取るときです。

この剥ぎ取り作業(絶縁被覆)がうまくいかないためにかえって作業が遅くなる人もいます。

どうすればすんなり被覆が抜けるかのその感触がつかむまで時間がかかる人もいます。 

悲しいかな、試験が迫ってきても時間短縮ができなかった方もいました。 


そこで、絶縁被覆をなんなく剥ぎ取れるのがガッチャン式です。

なので、ホーザン式の剥ぎ取りがうまくいかない方はガッチャン式もありかなと思います。 


さて、ガッチャン式はどうでしょうか? 

ガッチャン式の剥ぎ取り工具を初めて使用する方は、外装剥ぎ取りがまずうまくいかない傾向にあります。 

ガッチャン式も外装剥ぎ取りのコツがあります。

それは使用説明書どおりにやればいいことなのですが、やはり慣れないと外装をうまく剥ぎ取れません。

あせるとかえって中の絶縁被覆まで傷をつけかねません。 


言ってみればどちらも慣れればよいことですが、人によって得手不得手が出てくるものです。 


どちらかに悩まれているなら、いっそう二刀流にするのも手かも知れません。 


でも、新品で揃えるとお金もかかります・・・。

2016年3月17日木曜日

女性電気工事士が使いやすい試験用工具は?

女性で電気工事士の試験を受ける準備をされている方も多いでしょう! 筆記試験では、学校の問題と同じで、男女関係なく勉強の差はないといってよいでしょう。 しかしながら、技能試験では力のいる作業に関しては男女の差が出てくるものです。 普段、工具などを触ったことがないならなおさらです。 技能・実技で差が出てくる作業としては、ペンチでの切断やスリーブの圧着などです。 女性にも有効な工具として まず、ペンチ選びです。 ペンチはパワーペンチと言われるものを使ってみましょう!これはてこの原理を利用して同じ力でも切断しやすいものです。 男性ならさほどペンチにはこだわらないかも知れませんが練習回数が多くなるほど力の入れ具合が少しでも優しい方が いいのでは? パワーペンチなるものは一つがフジ矢 ハイパワーペンチ (簡易圧着付) 200mm 偏芯テコでらくらく切断 1700-200です。これなら2ミリ3心でも楽に切断できます。 別のおすすめは King TTC パワーペンチ PW-104DG JISパワーペンチのメーカ―が違うものです。 握り長さがもう少し短いものもあります。 今度は圧着工具です。 第二種電気工事士での試験は圧着スリーブが「中」の大きさのものまでです。試験合格後、現場で「大」の圧着をしなけれないけないようでしたら「大」の刻印が圧着できるものが必要ですが・・・。 試験対策だけなら、極小、少、中の3種類が圧着できるもので十分です。しかも少ない力で「中」が圧着できるならそれに越したことはありません。 講習会でも好評なのはホーザン 圧着工具 P-737です。ホーザン製です。 ロブテック製のエビ リングスリーブ(E)用ミニ圧着工具 使用範囲小(1.6x2)・小・中 AK17MA2はホーザン製よりもかなり安い価格になっていますが 圧着性能に劣るわけではありません。 工具もセットで販売しているものが多いので、セットものはそろえるのに苦労しませんが、セット内容をよく吟味しないと 苦労することもあります。 女性でも疲れにくい工具を準備しておくなら練習を繰り返すときにも十分役に立つことと思いますね! 実技試験までまだまだ期間がありますのが今からでもいろいろ探しておきましょう!

2016年3月15日火曜日

2016年度筆記試験合格に向けて・・・。

今年初めて電気工事士試験を受ける人も多いことでしょう。

筆記試験の合格率は毎年どんなもんでしょう?

昨年は58%!

約6割は合格しています。

この数字を自分的にどう捉えるかです。6割ならいける! いや4割のほうに自分が入るかも?


こんな迷いで、知恵袋や教えてサイトでは筆記試験の質問が多く寄せられている。


現実、昨年筆記試験に挑戦したものの4割の皆さんが不合格であったわけですから、当然今年もチャレンジされるはず。

再度トライする人は昨年と同じ勉強方法を変える工夫をしているに違いない。

でないと、やはり同じ結果になってしまう可能性がある。

・・・・・ウーーーーン・・。

初めての方も2度目の人も、やみくもに勉強しても疲れてしまうかも・・。

電気のある程度かかわりのある人は対策本の最初から見ていくかもしれませんが、電気工事士を

目指すも電気の知識が少ない人は対策本の最初に出てくる、いわゆる計算問題に係る理論的な

説明に圧倒されてしまうかも・・・。

工業高校の電気科を卒業した方であっても、卒業後何年かしてから工事士の勉強をするときには、この計算問題の部分に抵抗を覚えるもんです。

最近の参考書にも取り組み方を指導してある本もありますが、まずは100点中60点を採れるための勉強をすることです。

計算問題はとにかく後回し。(計算が好きな人は迷わず計算問題からいけます)

誰でもとっかかりがいいのは写真問題でしょう!

写真問題で出てくる器具、工具、部品、計器などは実際の電気工事で使用することになるので早めに覚えてしまいましょう!

写真問題ができるようになったら電気記号を配線図問題から少しづつ把握していくようにします。





ぜんぶ解くべし! 第2種電気工事士 筆記過去問2016(すいーっと合格赤のハンディ) (すぃ~っと合格赤のハンディ) いちばんやさしい 第2種電気工事士【筆記試験】 最短テキスト&出る順過去問集 (一発合格の教科書シリーズ)