2016年3月19日土曜日

VVFの剥ぎ取りはガッチャン式とホーザン式のどちらが有効?

以前にVA線(VVF)の剥ぎ取りに使用するストリッパとしてホーザンP957とHUJIYAの比較をしてみたことがある。

 P958に似ている商品が出てきたのでホーザン式としてみた。

HOZAN(ホーザン) VVFストリッパー P-958

MCC VA線ストリッパ (エコ) VS-4A


一方、ガッチャン式も性能があがり、VA線の太さやメーカーなどに合わせて調整できるものも出てきた。
ベッセル(VESSEL) プロコン VA線ストリッパー 3200VA-1

フジ矢 VA線ストリッパ FVA101

さて、どちらが果たして試験的には有効だろうか? 

これは、ECQの講習に来られた皆さんの使用具合を観察して気づいたことなのですが

あくまでもこちらの主観が入っているかも知れないので判断は皆さん個人でしてみてください。 


まず、ホーザン式を剥ぎ取り工具として持参される方は大体8割の方で、ガッチャン式を持参される方は2割です。 

初めて工事士の試験を受けられる方や、工具を普段触らない方はどちらかというとホーザン式が多いです。 

一方、電気工事の見習いの方や、何らかの設備工事に携わっている方はガッチャン式が多いような気がします。

 もちろん、一概には言えませんが・・・。 

そこで、観察によると、ホーザン式の剥ぎ取りにはちょっとしたコツがあります。

これは実際に剥ぎ取りをしてみないとなかなか肌で感じることができませんが、コツをつかみ、慣れればかなり速いペースで作業できます。 

このホーザン式は外装を剥ぎ取るのは本当にきれいに剥ぎ取れますが、問題はその中の絶縁被覆を剥ぎ取るときです。

この剥ぎ取り作業(絶縁被覆)がうまくいかないためにかえって作業が遅くなる人もいます。

どうすればすんなり被覆が抜けるかのその感触がつかむまで時間がかかる人もいます。 

悲しいかな、試験が迫ってきても時間短縮ができなかった方もいました。 


そこで、絶縁被覆をなんなく剥ぎ取れるのがガッチャン式です。

なので、ホーザン式の剥ぎ取りがうまくいかない方はガッチャン式もありかなと思います。 


さて、ガッチャン式はどうでしょうか? 

ガッチャン式の剥ぎ取り工具を初めて使用する方は、外装剥ぎ取りがまずうまくいかない傾向にあります。 

ガッチャン式も外装剥ぎ取りのコツがあります。

それは使用説明書どおりにやればいいことなのですが、やはり慣れないと外装をうまく剥ぎ取れません。

あせるとかえって中の絶縁被覆まで傷をつけかねません。 


言ってみればどちらも慣れればよいことですが、人によって得手不得手が出てくるものです。 


どちらかに悩まれているなら、いっそう二刀流にするのも手かも知れません。 


でも、新品で揃えるとお金もかかります・・・。

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